クリエイターインタビュー第6弾!
今回は未経験から動画クリエイターを目指す板東興輝さん。
大学3年生で就職活動を経験して、自分のやりたいことを見つめ直して休学。未経験から動画クリエイターを志して、地元でカメラアシスタントのアルバイトをはじめました。
取材時は休学して1ヶ月ですが、先輩動画クリエイターにコンタクトを取って撮影現場に同行したり、ご自身で勉強して撮影をしてみたりと精力的に活動中です。
今回は動画に興味を持ったきっかけや勉強して変わったこと、将来の展望についてお伺いしました。21歳の若者がどんな未来を描いてどんなことを経験しているのか、一緒に見ていきましょう。
プロフィール
板東興輝(ばんどうこうき)
大阪の私立大学に通う現役大学生。カメラマンとしての経験を積むために4年生になる2022年4月から休学している。ライティングを学ぶため写真撮影の会社でアシスタントとして、週5~6日アルバイト勤務。動画クリエイターになるために撮影方法や編集について学ぶ。
アルバイト以外でもYouTubeで勉強したり、撮影したりと個人的に動画の勉強する。動画つくーるの撮影現場に同行したこともある。休暇も動画の勉強するほどの情熱家。
大学では軽音楽部で優しいギターの音色を奏でる。
坂東さんが作った動画
軽く引き受けていったら楽しくなってハマった動画の世界
-坂東さんは学校を休学して、未経験から動画クリエイターになるために勉強されてますが、すごい決断ですよね。動画の撮影や編集は昔からしてたんですか?
昔から撮ってもらった動画を編集したり。大学では軽音楽部をやっていて、先輩やOBとかいろんな人に頼まれてミュージックビデオを作ったりしていました。
父がたまたま趣味で一眼レフカメラで写真を取るのが好きで。その影響で僕も写真の切り抜き動画を作ったことがあって。それを先輩に言ったら興味を持ってくれて「ちょっと一回、俺のミュージックビデオを作ってくれへん?」と言われて作ったこともありました。
音楽やっているんで自分の弾き語りの動画や、みんなのミュージックビデオの編集も「全部できるから俺がやるわ」という感じで引き受けたりもしてたんですよ。
最初は軽い気持ちでやっていたんですけど、やっていくうちにもっとクオリティを上げたいと思ってきて。作った映像にシネマスコープやフィルターをつけてみたりしてたんですよね。やっているとどんどん知見が溜まってハマっていきました。
そんなことをしていて、動画を撮ったり編集したりするの楽しいなと思ったんです。それでもっと頑張ってみようかなと思って動画について勉強してたら、いつの間にか休学してカメラアシスタントのアルバイトや動画つくーるさんの撮影現場に同行ようになっていました(笑)
YouTubeや撮影現場でプロから…あらゆるところから動画づくりを勉強中
-積極的に動いて学ばれているんですね。具体的にはどんな勉強をしてるんですか?
少し勉強すると、カット編集の仕方とか機材の操作方法とかが分かるようになってきました。以前はいろんな動画を観て、作りたい動画があると編集方法を調べて、まずは解説動画で勉強していました。
最近では、撮影現場に連れて行ってもらって撮影や編集作業を見させてもらいました。「実はこういう風に撮っているんだ」「この編集はこう操作するんだ」とプロの技術を目の当たりにして学んでいます。
あとはいろんな人が撮影の練習動画をYouTubeにアップされているので、そのYouTube動画を観て勉強したり。あらゆるところから動画の技術を学んでいます。今やっている勉強方法で物足りなさを感じたら、スクールで学ぶことも考えようと思います。
動画クリエイターになる覚悟!休みの日にも撮影して知識を深める
-坂東さんはいろんなところから動画の技術を学んでいますが、動画に関わるようになってから変わったなと思うことはありますか?
まず、映画を楽しんで見れなくなりましたね(笑)
「どういうライティングしてるの?」「こういう風にライトを跳ね返してねんな」とか、技術面に目がいってしまって映画のストーリーに入り込めなくなりました。
それと、動画つくーるの店長である瀧野さんや地元で動画クリエイターとして活動されている島袋さんなど、プロの人と関わることが増えましたね。撮影現場にも同行させてもらっていますが、もっと現場に呼んでもらいたいので休みの日も自分で撮影して勉強しています。
例えばカメラアシスタントの仕事でも技術の細かいところまで質問できるようになるんで、事前に自分で勉強していると理解をより深めることができるんですよね。
休みの日にも、ご自身で撮影して勉強されているってすごいですね!
休みの日に遊んでしまうと、結局勉強したことを実践しなくなっちゃうと思うんですよね。大学を休学してまでやっているので、「休む時間がない」と思って覚悟してやらないといけないんですよ。
現場経験で学んだ動画を作るための技術
-瀧野さん(動画つくーる店長)に同行して撮影現場に行かれたようですがどうでしたか?
まず、現場で使う機材はすごいなって思いました(笑)
はじめて行った撮影現場は窓がなくて一切光が入ってこないところだったんですけど、ライティング一つで撮影が変わるんで光ってほんと大事だなって改めて感じました。写真のカメラアシスタントとしては現場経験はあったんですけど、映像の撮影現場はまた違いますね。特にライティングがすごかったです。
-ライティングで大きく変わるんですね。
そうですね。でも、ライティングの光が強すぎると飛んでしますし、弱いと暗くて何も見えない。撮りたい画に合わせてどういう光を入れるのか、光の入れ方をちょっと変えるだけでだいぶ変わってきます。
現場経験を重ねて勉強することで、撮りたい画に対して細かい技術や知識がもっと必要だと感じました。もっと勉強しないと一人前の動画クリエイターになれないなと思っています。
「こういう感じの映像を作りたいので、こういうライティングをしました。」と、作りたい画に対して使える技術をちゃんと説明できる動画クリエイターになりたいです。こういった説明ができることで、一緒に映像を作る仲間も、お客さんも全員安心すると思うんですよね。
画作りも大事ですけど、説明やコミュニケーションといった人との関わり方も大事だなって現場を経験して学びました。
撮影、編集、ディレクション…すべてできる動画クリエイターを目指して
-いろんなことを学ばれているんですね。ディレクションや撮影、編集といった技術が動画クリエイターとして必要ですが、どの技術に重きを置いて習得しようと思っていますか?
そうですね…まだどれに絞るか決まってないんですけど、やりたいものがあるから全部の工程を最低限はできないといけないと思っています。
最近は編集マンのように動画編集ばかりやったり、ディレクターみたいに画作りまですることがあったりするんで、自分でもどういう風になっていくのかはまったく予想できないですね。でも今は多くの動画を作って経験を積んで、将来的には制作の全部を指示できるようになろうって思っています。
例えば、細かい映像の作り方を理解しようと思うと、カメラマンの仕事を理解していないといけないんですよ。
アシスタントだけをしているとどんな映像が作りたいのか、どういうセッティングが必要なのか、細かい動作がわからないんです。カメラマンを経験しているとファインダー越しの映像が想像できるので、撮りたい動画に対して必要なセッティングや技術が分かりやすくなります。
可能性は無限大!自分にしか撮れない世界観とは?
-まだ大学生なのに自分が何すべきか、しっかり考えているんですね。坂東さんは就職活動を辞めて、学校も休学して将来を見つめ直していますが、具体的に将来はどうしたいか考えていますか?
就職活動をして「自分の将来、これでいいのか?」と思ってから、たかだか2~3年。写真撮影の会社でアシスタントをしたり、動画撮影の現場に同行したり、未経験からクリエイターの世界に飛び込んだばかりなので、将来についてはまだ分からないですね。
これから僕は何十年と働くことになります。まだまだいろんな可能性があると思うので、今はいろんなことを経験して決断できる選択肢を増やしたいです。今は何社か会社に勤めて経験を積んみたいと思っていますが、状況が変われば休学を解除して、やりたいことよりもお金のために働こうと思うかもしれませんし。
経験を積んで独立できるくらいになっていればいいですけど、将来はわからないですね。
-21歳ですし、人生これからどんなことが起こるかわかりませんよね。
そうですね。今は将来のために「自分がどんな映像を作りたいのか?」「どんな映像を作れるのか?」という自分にしか作れない世界観を明確にしたいと思って勉強しています。自分が撮りたい映像を確立できればいいですね。
今はミュージックビデオを多く作っていますけど、もしかしたら何年後かには楽しい映画を作ってたり、大学でやるような真面目な講演会を撮ってたり、全然違うことをしてるかもしれませんよ(笑)
板東興輝さん、ありがとうございました!
動画への熱い思いを聞かせてもらって、素敵なエネルギーをいただきました。
坂東さんの将来が楽しみですね。
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