• 動画であそぼ ~撮影してあそぼ~

     2024.09.28  12:55 - 16:00

    動画を撮影して、編集して、みんなで上映会をする、動画をつくるイベントを開催します。動画をつくった事がない人に動画をつくる楽しさを知ってもらうと思い企画しました。
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初心者が失敗しない動画用三脚の選び方

皆さんもこんな失敗はありませんか?

  • いざ編集するときに思っていたような映像にならない
  • シーンに落ち着きがないように見える
  • ピンぼけが起きやすい
  • 腕が疲れて、体力消耗による長時間の撮影を断念

だからこそ動画用三脚が必要になってきます。
下記の動画は「三脚を使わずした動画」で、もう見るに耐えないものになっています。
比較していただければわかりますが、
三脚を使わないで撮影した動画の方は素人っぽさ丸出しです。。

▼「三脚を使わないで撮影」&「三脚を使って撮影」した検証動画

三脚を使わないで撮影した動画は素人感が出ています。
あえてブレた動画を撮影することもありますが、
やはり三脚を使って撮影した動画は違和感なく安定した動画になっていますね。

一眼レフで写真しか撮ったことがない私に、友人の結婚式の動画撮影をしてほしいと、
写真ができるから動画もいけるでしょ、ってノリで依頼をされました。

写真を軸にしていたので数分の動画はイメージが難しかったので
失敗はしたくないなと思い、購入できていなかった三脚を検討してみました。

三脚を購入していなかった理由として、
「電車移動などで両手を塞ぎたくない」「なくても済むものは極力持ちたくない」要はフットワークを軽くしたかったのです。

選び方を店長に聞いたり、三脚を使って撮影に出たりすることではじめて、
なんで今まで三脚を使わなかったのか後悔。。
今までこれで良いと思っていたものでもやはり三脚なしでは失敗が多かったんですね。

◎動画撮影においてより良い映像に追い込むポイントは、

・最後まで見てもらえるポイントは安定感
・フレームのひとつひとつが勝負になるように作り上げること
・手持ちで腕が疲れてしまうなど無駄な体力は消費しない

そこで、用途やシーンに合わせてより良い映像を制作するための「初めての三脚の選び方」をご紹介します。
自分に合った三脚をまとめましたので、周りと差をつけたい!、
「え、プロですか?」と注目されたい!、なら必見です。

失敗しない三脚の選び方

初めて三脚を買う時に、やってしまいがちなこと

・とにかく安いやつで済ませようとする(例:1万円以下)
・軽くておしゃれなものを選んでしまう
・メーカーのことを知らず、やりたいこととは相性の悪いメーカーを選んでしまう

などです。このような方は結局不満がでて、また買い直すなんてことも!そんな方にぜひとも購入する前にチェックするべきことをご紹介します。

YouTuberを目指されている方はこちらの記事もどうぞ!

購入時には必ず確認しておきたいこと

最大搭載重量

必ず三脚を買う上で絶対最初に確認しないけないのが「最大搭載重量」です。
最大搭載重量を確認することとは、

・大きいカメラに耐えられる三脚かどうか?
・逆に三脚に対して軽すぎないか?

カメラが重すぎてもふらつきますし、軽すぎてもカウンターバランスがうまく取れないケースもあります。

カウンターバランスレンジ

カメラを乗せて傾けたときにピタッと止まるか確認します。
カウンターバランスとは雲台に内蔵したスプリングの反発力を利用してカメラを傾く方向と逆に押し戻す仕組みです。傾いた状態でもカメラがピタッと静止できるかどうかを確認していきます。
カウンターバランスの調整。

撃戦地てんちょーによるカンターバランスの紹介

用途とシーンに合わせたサイズや重さを確認

例えば、山登りで三脚を使う時には軽いカーボン製の三脚。
移動などで多忙な撮影には、持ち運びや設置がカンタンなもの。

一脚システムなどもアリです。(Libec HFMP KIT:英語サイト)
逆に強風や台風など厳しい環境下、スタジオなどではがっちりと重みのある三脚。
被写体によっては高さがあるので高さのある三脚を選ぶこともあります。

【動画用?写真用?】それぞれ大きな違いがある

動画用の三脚は油圧式雲台を使っています。
カメラ用の三脚で横に動かしたり、縦に動かしたりすると、映像がカクカクとなってしまいます。そこで、油圧式で使用すると油圧で粘りが出るため、左右や縦の映像がスムーズに動きます。

撃戦地てんちょーが、動画用三脚と写真用三脚の違いを解説

※用途によって三脚を選ぶのがベターです。予算は安くても動画用の三脚なら2〜3万円程度。

主なビデオ用三脚のメーカー

◆エントリーモデル(価格重視)

Velbon(ベルボン)
「お手頃価格で手に入ることができる」

EX-547 VIDEO N
参考価格:¥8,980

Velbon公式HPへ

SLIK(スリック)
「ミラーレスやエントリーモデルに合った仕様になっている」

SLIK 一脚兼簡易三脚 モノポッドスタンド 206669
参考価格:¥4,980

レビュー
三脚が短いところが邪魔にはならないのが狙い目ですが、安定感がないので、あくまで手持ちの補助的がいいでしょう

SLIK公式HPへ
◆エントリーに限らず中堅・ハイアマチュアまで(高品質)


Manfrotto(マンフロット)
「現実的なお値段で、どちらかというと写真向けラインナップが多い」

ビデオキット ツイン3段アルミ MSタイプ
参考価格:¥36,979

レビュー
本格的な動作な上にお値段は手頃。水平を固定するネジをしっかり締めないと、撮影中に緩む場合があります。これよりフィーリングが良いのを選ぶならザハトラーとかでしょうか。値段が半額くらいなので比べられませんね!

Manfrotto公式HPへ


Libec(リーベック)
「主に動画用三脚のラインナップが多く、
テレビ局で使えるくらいの品質ではありながらコスパが非常に良い」

Libec ヘッド&三脚システム TH-X
参考価格:¥27,200

レビュー
色々な部分を簡略化とダウンサイジングしており、ボール径は一般的な75mmから65mmと更に小型化。業務用の三脚ではあまりメジャーではないですが、フィールドスコープ系の三脚にあるサイズかと。逆に考えればこのサイズでようやく業務用途に耐えられる三脚が出来たと言っても良いでしょう。

Libec公式HPへ
◆プロモデル(業界向け)


vinten(ビンテン)
「テレビ局が主に使うが、一般人には手が出せないくらい高価」

商品名:Vision blueシステム(ミッドスプレッダー)
参考価格:¥122,904

レビュー

操作のストレスは感じませんので、さまざまな用途に活用できそうです。グラウンドスプレッダ式との比較を記載しているものの転倒防止や落下防止の点で脚部がしっかりしていることを踏まえると優れていると実感できますよ

vinten公式HPへ

Sachtler(ザハトラー)
「vintenと同じステータスだが、さらに高級品。映画制作に主に使われる。」

商品名:システムFSB8/2HDM
参考価格:¥275,400

レビュー

世界最高峰の雲台と呼ばれるだけあって、これを使い始めてら、ピタリと
止まってくれるます。これとレンズ、カメラに見合った三脚があってこそですが。

Sachtler公式HPへ
 

 

タイプ別おすすめ動画用三脚

自分に合う三脚の選び方をタイプ別で見ていきましょう。

滑らかな動きでスムーズなカメラワークを再現。
Manfrottoツイン3段アルミ MSタイプ MVK500AM

参考価格:¥27,243
amazonで購入

持ち運びもできる。質にもこだわりたいなら『TH-X』

参考価格:¥27,200amazonで購入

ビデオ&フォト両対応のデュアルヘッドになっていて、65mmボール三脚とフラットベース三脚、どちらにも取り付け可能です。

三脚だけでなく、スライダー、スケータードリー等に取り付けて使用することができます。
さらにワンタッチで着脱可能なスナップオン/オフプレートの採用されています。

Manfrotto、Sachtler互換のスライドプレートには、ワンタッチ着脱機構により撮影現場で快適かつ素早いセッティングも可能です。

ヘッド部はパン棒含めて重さは約1kgと見た目に比べ軽いイメージ。
LIBEC製品最軽量の三脚システムTH-650HDを約200グラム上回る軽量化されています。

※紹介動画あります。収納やセッティングがどの程度、使いやすいのかご確認いただけます。

室内でセミナーなどに!『Libec RSP-750MC』

参考価格:¥362,000楽天で購入

パンおよびティルトのトルク切替は、7段階。
好みや撮影の状況に応じて、きめ細かなトルク調整が可能です。

さらにENGでの使用を想定し、パンおよびティルトのトルクは850シリーズよりも約30%軽く設定。
それにより早い被写体を確実に追うこともできます。

ヘッドに搭載されたカメラ重量に合わせて、カウンターバランス調整ツマミを回し、内蔵されたスプリングの強弱を調整することで、どの角度においてもカメラ重量とスプリングの強さのバランスが釣り合った完全バランスの状態を作り出すことができます。

今流行りのスマホ用三脚!『KOZIRO MINI TRIPOD KIT』

参考価格:¥3,500楽天で購入

スマートフォン用の三脚です。
脚を閉じることで手持ちすることもでき、女性用のハンドバッグにも入れるくらいの大きさです。
外部マイクをつけるためのアダプターが上部にあります。重さ約40g

小型カメラに対応『Manfrotto ミニ三脚 PIXI ブラック MTPIXI-B カメラ用』


参考価格:¥2,209amazonで購入

運動会などに活躍!『Libec HFMP KIT一脚システム』

参考価格:¥28,580amazonで購入

一脚の円周3カ所に均等配置されているフットペダルを踏みこむことで撮影時にどの方向からも
自立の固定/解除を瞬時に切り替えることができます。

自立できる一脚なのでニ三脚部の構造設計により、広範囲のカメラバランスに対応。
撮影の合間での機材の交換や設定作業もストレスなく行うことができます。

一脚なので三脚に比べ、ヘッド部分の揺らつきは感じますが、
動く被写体を追えるので迫力あるような表現ができますし、軽いので移動はスムーズです。

※紹介動画あります。女子でも軽々持ち上げられ、ヘッド部分がどれぐらい動くのか確認していただけます。

スポーツや被写体の動きに合わせて撮影したいなら!『SWIFT JIB50 KIT』

参考価格:¥372,000楽天で購入

アームの長さを90cmの範囲で調整できる伸縮機能により、従来よりも高い位置からの撮影が可能です。
フロントオペレーションによる繊細なカメラワークはもちろん、リモートヘッドと組み合わせたダイナミックな俯瞰撮影もこの1台で実現。

また、短時間で簡単にセットアップが可能で、ラバーウェイト以外は全て本体に収納できる携帯性も兼ね備えたモデルです。

耐久性抜群!僻地にも耐える『Libec RSP-850 ビデオカメラ用三脚』

参考価格:¥511,000楽天で購入

無段階カウンターバランスを搭載し、重心高125mmで9〜20kgのカメラに対応したビデオ雲台RHP85と三段三脚T103Bを組み合わせた三脚キット。

パンおよびチルトのトルク切替は、7段階。好みや撮影の状況に応じて、きめ細かなトルク調整が可能です。
さらに、ENGでの使用を想定し、パンおよびティルトのトルクは850シリーズよりも約30%軽く設定。早い被写体を確実に追うことができます。

まとめ

  1. 安定した動画を撮るなら、三脚は必須。
  2. 動画用とカメラ用三脚は違う。
  3. 用途やシーンに合わせた大きさや重さを選ぶ。
  4. 動画用三脚の予算は安いもので、およそ2〜3万。
  5. 初心者でも手が出せるManfrotto、欲を出して使い勝手と良い映像が実現できるのはLibec
  6. 動画用三脚を購入時は「最大搭載重量」と「カウンターバランスレンジ」の2点を確認する。

三脚を使うことでブレない安定した映像を作ってみましょう!
より良い三脚を選ぶだけでも見違えるような映像作品にすることができますよ。

この記事を書いた人

ウエダミチコ

systec showroomのウエダです。
動画撮影や映像編集に興味があり、色々な撮影機材やカラーグレーディングを勉強中。

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