こんにちは、瀧野です!当店ショールーム店長の傍ら、個人的にもドキュメンタリー写真や動画撮影もさせて頂いております。
危険な国への潜入取材などちょっと過激な経験もしてきております(笑)ので、今回は私の現場経験から選択させて頂いた、お薦めの動画向けカメラバッグをご紹介させて頂きます!
なぜプロはカメラバッグにこだわるのか?
安心感
機材を保護してくれることによる安心感は重要です。撮影以外のことで、余計な心配をする必要はありません。
せっかく買った高価なカメラ機材。普通のバッグで運用していると、移動途中での振動や不意の衝撃により不具合を起こしたり、最悪の場合壊れて現場で撮影できなくなってしまう可能性があります。
急な雨や砂浜など、過酷な現場でも安心!
急な雨や砂から機材を保護し、高い耐久性は目まぐるしい現場でのハードユースでも安心!通常でも高い防塵防滴性を誇り、さらにレインカバーも付属しています。
中東の砂漠やアフリカの戦地にも撮影に行ったことがあるのですが、砂漠のきめ細かい砂から、また戦地など目まぐるしく状況が変わるハードな現場でも機材をしっかりと守ってくれる耐久性のあるカメラバックは、無くてはならない相棒となってくれるでしょう。
仕事がでデキるカメラクルーに見える
ぶっちゃけこれは重要です。現場で機材の出し入れでモタモタしたり、撤収に時間がかかるとカッコ悪く、クライアントからの印象もよろしくありません。かく言う私も昔、適切なカメラバッグを持っていなかった頃、スーツケースに緩衝材で包んだ機材を詰め込んでインタビュー撮影に行ったことがあるのですが、セッティングも撤収も大変で、ディレクターやクライアント、取材させて頂く方々を長くお待たせてしまった失敗があります…。
昨今は少人数、もしくはたった1人で動画撮影をするケースも増えてきているので、現場では撮影、音声、照明などの技術以外にディレクションもこなさなければならないし、やることは多い。いかに、撮影のセッティングを迅速かつ正確に終わらせ、作品の内容に集中できる時間を作れるかが重要になってきます。
そもそも動画向けカメラバッグとは。普通のバッグ、写真用カメラバッグと何が違うのか?
普通のバッグと言っても色々ありますが、リュックサックタイプの物にカメラやレンズを入れて持ち運ばれている方も多いのでは?
もちろん「絶対間違い!」なんてことはないのですが、比較をしてみましょう。
普通のバッグ (バックパックタイプ)
収納例
レンズを装着したカメラ本体は入りますが、中敷きがないため、他のレンズや予備バッテリーなどを入れる際は小分けにできないし、無理に入れると中で干渉してしまい、最悪傷が付いたり壊れたりする可能性がありますね。
外装もやわらかい生地なので、外部からの衝撃にも弱そうな印象ですね。カメラやレンズと言うのは振動や衝撃に対して弱いので、徒歩で移動する場合も、車で移動する場合も、しっかりと固定できるかが重要になってきます。
雨なども中に侵入しやすい可能性がありますし、大切なカメラ機材を守るには、ちょっと貧弱な感じが否めません。
写真用カメラバッグ (バックパックタイプ)
ストリートウォーカーハードドライブV2.0
ストリートウォーカーハードドライブV2.0 収納例
フィールドでの写真撮影の場合は、基本的にカメラボディ+レンズだけでほとんどの撮影ができてしまいます。クリップオンストロボを使用することもありますが、それほど機材が嵩むことはないでしょう。
動画の場合、写真にはない要素が多々あります。その1つは、音声。現場の状況音も、被写体のインタビューも、必ず音声を収録する必要性が出てくるので、ガンマイクやワイヤレスマイクなど音声機材も持っていく必要があります。
また、最近のカメラは動画でもAF性能が優秀なモデルも出てきていますが、プロの動画撮影は基本的にフォーカスはマニュアルで行うことが多いです。一瞬しかない瞬間を捉えなければならないのは写真も動画も一緒ですが、動画は動き回る被写体に対して常にフォーカスを合わせ続けなければならない、というのが動画カメラマンの大切な役割の一つです。AFが一瞬でも迷い変な動きをすると、その映像は”使えない”ものになってしまいます。
また、フォーカスが合っていないところから任意でジワジワとフォーカスを合わせる”ピン送り”も動画カメラマンの技術の一つですので、小さい背面液晶ではこれらのことをミスなく確実に行うのには限界があります。そこで、5インチや7インチなどの外部モニターも現場に持っていくことが多いです。
一眼レフにマイクやLEDライトなど様々な機材を取り付けるために、”リグ”や”ケージ”を取り付けるケースも多いですね。ローアングル撮影や持ち運びに便利なトップハンドルもこのリグやケージに付いていることが多いので、全体的に機材が”縦に大きくなる”傾向が多くなります。なので、写真用のカメラバッグでは収納できないこともしばしば…。
さらに、動画のカメラは一眼レフタイプの他に”シネマカメラタイプ”、”ハンドヘルドカメラタイプ”、”ショルダーカメラタイプ”と様々な種類があり、カメラボディ自体も一眼レフよりも大型になります。このように、写真撮影に比べて、動画撮影で必要な機材は大きく、種類も多く増えていきやすい傾向があります。
そんな動画機材を収納できるカメラバッグはどんなものがあるのか?thinkTANKphotoの動画カメラバッグシリーズを見ていきましょう。
カメラバッグと言っても多種多様な種類がありますが、まさに質実剛健、多くのプロから信頼を得ている”thinkTANKphoto”の動画向けカメラバッグシリーズを見ていきましょう!
ビデオワークホースシリーズ(19、21、25)
肩掛けのオーソドックスなスタイルで人気のビデオワークホースシリーズ。19、21、25インチの3種類の大きさがあります。ツインウォールプラスチックを採用し、内部にはしっかりとしたパッド入りのクッションや、自在に動かせるディバイダーを配置。デリケートな機材を確実に保護します。また、バッグ内側にはストラップが備えてあり、バッグ内で機材が動き回らないように固定ができます。
ビデオトランスポートシリーズ(18、20)
タイヤ付きで、持ち運びに便利なビデオトランスポートシリーズ。飛行機内に手荷物として持ち込むことができるサイズで、内部の仕切りも多いタイプです。
ビデオリグシリーズ(18、24)
縦方向に長い設計のため、リグを組み込んだカメラシステムをトップハンドル付きで”そのまま”収納できる優れもの。現場でのセッティング、撤収の時間を短縮できるため活躍間違いなし!
店長お薦めカメラバッグ
カメラバッグから、カメラボディ、レンズ、リグ、マイク、モニター、ライト、ケーブル…など様々な機材を1個づつ出して取り付けていては時間がかかり過ぎて、焦りで接続のミス等も生じてくる可能性があります。そこで店長お薦めのカメラバッグがビデオリグ24です!シネマカメラボディにシネマレンズ、リグ、マットボックスを取り付けた状態でも余裕で収納可能。取り出した後、すぐにでも撮影を始められます。また、シネマカメラだけでなくショルダースタイルのカメラでのイベント撮影等に行く際にも重宝します。
ビデオリグ24での収納例
ハンドヘルドカメラや一眼レフでの撮影の場合はビデオリグシリーズでは大きすぎるし、現場で持ち運べない…という場合は機動力のあるビデオワークホース21がお薦めです。ENG取材やブライダル撮影等、1分1秒を争う撮影の場合はこちら。他、複数の単焦点レンズで撮影に挑む際は仕切りの数が多いビデオトランスポート20など、撮影案件や撮影スタイルに応じてお選び頂くことができます。
ビデオワークホース21での収納例
ビデオトランスポート20での収納例
thinkTankphoto ビデオリグ18の紹介動画
お試しも可能!
ウェブ以外でも、当社ショールームには今回紹介させて頂いたバッグの実機がございますので、お手持ちの機材を実際に入れてお試し頂くことも可能です!
是非ショールームにもお越し下さい!