今回は、動画スクールの講師陣インタビュー企画の第1弾です!
撮影講座の講師 瀧野恵太さんにお話をうかがいました。
瀧野さんがカメラに出会うまでのストーリー、撮影や講座へのこだわり、講座ができたきっかけなど盛りだくさんなインタビューです。瀧野さんの言葉には「教える」ことへの情熱、お客さんへの想いがあふれていました。
どんな想いで講座を作られて、どんな想いで教えているのか?
瀧野さんの想いが詰まった記事になりました。ぜひ、最後までご覧になってください!
プロフィール
瀧野恵太(たきのけいた)
生年月日:1981.6.27
ショールームの店長や講師をする一方で、今も現役で撮影の仕事をしている。
専門学校で映像について修得後、動画・写真のカメラマンとして日本やベトナムで報道関係に従事した後、フリーランスとして内戦地や地雷原で撮影して雑誌や写真展で発表。その後、ドキュメンタリー動画撮影、舞台動画撮影、企業動画CM撮影、大阪メトロ動画CM撮影など、動画撮影も行い活動の幅を広げる。
プライベートでは妻・男児と一緒に暮らし、週1ペースで趣味のフットサルやサッカーを楽しんでいる。ゴールキーパーを主にしており、重要なポジションなのに理解度が低いところが「ゴールキーパー」と「撮影技術」は共通していて、自らの体験によって「ゴールキーパー」と「撮影技術」の理解を広めていきたいと言う。
仕事もプライベートも全力で取り組む瀧野さん。どんな想いで撮影技術を教えているのか。
引きこもりから外国を飛び回って仕事したい!そうだ、カメラマンだ!
-まず最初に、瀧野さんは何をきっかけに撮影に興味を持ったんですか?
突然こんな話でアレなんですが、高校2年生のときに「もう学校行きたくない」と思ってしまい、引きこもりになったんです。最初は家でゲームばかりしてました。
その時、ふと見ていた音楽番組でhide(X JAPAN)がパフォーマンスをしていたんです。それを見た瞬間に「めっちゃかっこいい!」と、そのビジュアルに圧倒されてしまいました。
hideの生い立ちを調べてみたところ、昔hideは太っていたことがコンプレックスで内気だったそうなんです。ギターやバンドをやることで、内気だった人が脚光を浴びるほど活躍できるのかと、さらに衝撃でノックアウトされましたね。
hideのように内気だった人ができるなら、自分でも活躍できるんじゃないかと思い立って、週1回ギター教室に通ってバンド活動を始めたんです。音楽をきっかけに、ちょっとずつ社会に出るようになりました。
2年くらいして、急に才能がないと思って音楽は辞めたんです。で、次に何をしようかなと悩んでいました。その時、父が仕事で海外によく行っていて、「お前も一緒に来るか?」と父に言われて一緒にベトナムに行ったんです。
今までハワイとか都会的なところは行ったことがあったんですが、ベトナムのような発展途上国に行ったことがなかったんです。バイク1台に4人乗っていたり、文化の違いを目の当たりにして衝撃を受けました。
それと、父が英語で現地の人とコミュニケーションを取っていて、自分も英語話せたら将来できることが増えるかもと思って、今度は英語の習得が目標になったんです。
英語の習得のためにニュージーランドに留学して、ファームステイをしていました。英語がある程度分かるようになってくると、お金を稼ぎながらもっと外国に行きたいなと夢がでたんです。それをするにはカメラマンだ!と思ったのが、撮影へのきっかけですね。
なかなか紆余曲折な人生ですね。しかも、引きこもりからの行動力が凄い…。
映像撮影どこで学んだんですか?
日本に帰ってきてから専門学校に行くんですけど、なんとなく動画の方が動くから得や(?)と思って動画コースに入ったんですよ(笑)
人のためになりたい!お客さんの求めている映像を意地でも作りたい!
-ショールームの運営やスクール講師しながら、今も現場で撮影をされていますよね。瀧野さんが撮影するうえでのこだわっていることって何ですか?
お客さんが求めている、撮って欲しい映像は意地でも撮りたいですね。引きこもっている時に「自分は役に立たない人間なんだ」と思っていたので、今は誰かの役に立ちたいという想いが自分の存在意義になっているんですよね。
写真のカメラマンも経験があるので、特に画角は結構こだわりますね。かっこいい画角を徹底的に探したり、良い画角をお客さんに提案したり。
でも、画質がモヤッとしているレンズは好きじゃないですね。あまり好きじゃないレンズで撮る時は、モチベーションが上がりませんね。僕は道具や形から入るタイプなんですよ。道具が良いとモチベーションが上がります(笑)
-瀧野さんは撮影の現場経験も長いですが、失敗なんてあったんですか?
もちろん、失敗はあります。お客さんのことを思って良かれと思ってやったことが、お客さんが求めていなかったということもありました。
お客さんとビジュアルイメージの共有ができていなかったときに失敗が起こりますね。打ち合わせを軽視して話を聞いていなかったり、事前に調べていなかったりするのもダメ。お客さんの求めている映像を作るためには準備が大事ですね。
あと、目に見えない失敗もありますね。撮影後に「もっとやれたんじゃないか」という後悔があったり。「次は失敗しないために、どうすればいいか?」と考えることで次へのモチベーションにつながっています。
実は失敗経験は教えるうえで役立っていて。というのも、講師の現場経験から「こういうふうにしたら失敗する」と言えるのは、キャリアを積んだからこそ言えるので説得力が出るんですよ。
それに、失敗を経験した人に教えてもらえるというのは、現場で経験しなくて知識が身につくのでいいですね。受講者さんが「失敗経験を聞けてよかった」と喜んでもらえてますね。
実際に現場で働いている人から、リアルな経験が聞けるのは嬉しいですよね。
僕自身も撮影の現場でいろんな人に教えてもらったり、協力してくれたからこそ成長できたと思っていて。僕は誰かを蹴落とすとかできないので、みんなで一緒に成長できる仲間をもっと作りたいですね。
お客さんが喜んでくれる姿から講座が誕生!無駄がない講座が大好評!
-ショールームの運営と撮影だけでも大変かと思うのですが、なぜ今講座を開こうと思ったのですか?
ありがたいことにショールームへ足を運んでくれるお客さんも年々増えて、遠方から来てくださることも少なくなくて。「こんなショールームは他にはない!」「住んでいる地域にも支店を作って欲しい!」と嬉しい声をいただいてます。
プロのビデオグラファーの人から、あまり動画に触れたことのない人まで来ていただけるのが、動画つくーるショールームの特徴なんですが、あまり動画に触れたことのない人がどんどん増えてきたんですよ。
僕もしゃべるのが好きなんで、ひとりひとりに機材の説明や撮り方などお話するんですけど、全然時間が足りないんですよ。ひとりのお客さんと5時間話していたり、土曜日に出社している時もあって。
でも、ご説明することでお客さんに喜んでいただけるのと、喜んでいただくことで自分のモチベーションも上がるのが分かったんですよ。それで、自分は教えるのが好きなんだなと感じたんです。お客さんに喜んでもらって、好きなことができるなんて良いじゃないですか。
今まで30人ほど(※取材時)講座に参加いただいているんですけど、「内容が分からなかった」という不満の声が一切ないんですよ。参加者のみなさん喜んでもらっています。
- マンツーマンで悩んでることが一発で解決する。
- 無駄な時間や工程がひとつもなかった。
- 講座が終わってもずっと繋がれて相談できるのが良い。
といった感想もいただいています。こんな喜んでいただいていると、良いことしているなという僕自身も自信になりますね。
あと、動画つくーるは機材販売をしているので、講座中に目の前で機材を触ることができて、信頼して機材を買っていただけたりするんですよ。
マンツーマンで悩んでいることや学びたいことを、受講者さんごとに合わせて教えてくれるのは良いですよね。満足度の高い講座ですが、最近はコロナの影響でスクール運営も大変じゃないですか?
正直、コロナの影響で生徒さんは減っていますね。機材が目の前にして一緒に触れないので、オンラインでは難しいんですよ。口頭だけで技術を説明しても、仕事で役立つ知識とか肝心なところまで伝わりづらくて。オンラインも可能なんですが、できれば対面でのマンツーマン講座を体験してもらいたいですね。
すべては受講者さんファースト!自分のやり方は押し付けたくない!
-とても満足度が高いのは分かりましたが、その満足度が高い要因は何だと思いますか?
受講者さんに合わせて教えているというところだと思います。カリキュラムを組めば講座の進行は簡単にできるんですけど、受講者さんによって撮りたい映像って違うんですよね。撮りたい映像によって、機材や撮影方法も変わってきます。
僕は無理やり自分のやり方を押し付けるんじゃなくて、その人にあった方法を提案したいんです。これは機材を販売したり、自分が撮影するうえでも同じです。ショールームに足を運んでくれたお客さんに「それだったらiPhoneで充分撮れますね」と機材を売らないこともありました(笑)
他社の講座も見ていても、編集を教えているところばかりだなと思ったんです。編集は教えやすいんけど、撮影素材がきれいに撮れていないと良い映像作品は作れないんですよ。
動画つくーるでは、「撮影コース」の他に松尾が教える「編集コース」、島袋が教える「制作コース」があります。例えば、編集は分かるけどディレクションが分からないなど、良い映像作品を作るためにこの知識が足りないという人もいると思います。動画つくーるの講座は、どのコースから始めても学びやすいように、受講者さんに合わせた柔軟性のあるカリキュラムにしてるんです。
まだ製作中なんですけど、学びたいことが明確になる問診票のようなチェックシートを受講する前にをやってもらいたいと考えていて。講師側も準備ができるんで、講座内容の精度が上がって分かりやすく教えることができると思います。
受講者さんのことを思われているのが伝わってきますね。あまり動画に触れたことのない人も、講座が受けやすそうですね。
動画を作るのにプロも素人もないと思うんですよ。どんな人も動画に触れてもらって、生活が豊かになってほしいですね。僕も動画に出会ってなかったら、引きこもったままだったかもしれないですし。それくらい動画は凄いと思っています。
プロから素人まで幅広い受講者!一緒に不安を解決できる仲間もできる!
-生徒さんに合わせるカリキュラムをすると、いろんな人が利用されると思うですが、どんな生徒さんがいましたか?
一番多いのは、プロのフォトグラファーさんですね。写真撮影の仕事をしていると、お客さんに「動画も撮って欲しいんだけど」と言われることが多いみたいです。今は一眼レフで動画撮れるから、お客さんに「動画も撮れるでしょ?」と思われるんでしょうね。
でも、写真撮影と動画撮影ってまったく違うので、「動きのある撮影って、どうすればいいの?」とフォトグラファーさんによく聞かれますね。写真をやっている人は基礎があるから、講座が進行すると技術の習得が早いですね。
動画クリエイターになりたいと思って、なんとなくカメラを買ったけど…という人もいます。そういう人は、クライアントとのつながりもないし、誰に何を聞いていいのか分からないから不安なんですよね。ネットの情報も信ぴょう性があるのか不安だし、横の繋がりもできるというので動画つくーるを選んでいただいています。
動画撮影の工程を「全部ひとりでやらないといけない」と思っている人が多いんですけど、自分が苦手なところは任せられる仲間がいると選択肢が増えるんですよ。講座が終わったあとに3ヶ月間無料で相談できるオンライングループを用意してるんですが、自分だけで悩まなくてもいい環境があるのも動画つくーるの特徴ですね。
最近は、会社員で未経験で動画担当になった人もいましたね。こういった方は必ずしも動画が好きではなく受動的になっている事が多いので、こういう人にも優しく伝えれるようにしたいですね。
初心者からプロの方まで幅が広いですね。瀧野さんも写真の方もプロとして活動されていたので、フォトグラファーが動画を学ばれる気持ちが分かるのかもしれませんね。
そうですね。
堀江さんあまり触れてくれませんでしたけど、僕は元戦場カメラマンなんですよ。
東南アジアの内戦地や地雷原や泣く子も黙るガチ激戦地のソマリアで取材してたんですよ!
戦地で撮った写真は雑誌に掲載されたり、写真展を開いたりして公開してました。そんな僕だからこそ答えられることがあるかもしれませんね。
撮影のコツ=頭の中に思い描いたイメージを、動画で表現できること
-仕事や趣味で動画を扱われる人も増えましたが、「もっと動画をうまく撮影したい!」という方にアドバイスはありますか?
「頭の中に思い描いたイメージを、動画で表現できるようになろう!」というのを言いたいですね。最初は難しいかもしれませんが、ただカメラを持って撮影するだけではつまらないと思います。
「こんなかっこいい動画撮りたいけど、どうやって撮るんだろう?」とチャレンジすることで、良い動画が撮れますし撮影が楽しくなりますよ!
動画で悩んでいる人を動画つくーるが全力でサポート!
-最後にの質問になります。いろんな人に受講していただき、多くの人に満足していただいていますが、今後どんな人に受講してもらいたいですか?
抽象的になりますが、動画で悩んでいるすべての人に受講してもらいたいです。
プロになりたい人も趣味で楽しみたい人も、動画を通して人生を豊かにして欲しいと思います。撮影方法を学ぶと撮り方や演出方法が分かるので、映画を観るときも楽しみ方が変わったり。僕みたいに動画と出会って引きこもりから社会に出るきっかけになったりします。
動画を学んで、一緒に人生を豊かにしましょう!
あなたの撮りたい動画・撮影の仕方を学ぼう!
お客さんへの優しい思い、撮影への熱いこだわりを持った瀧野恵太さんから、あなたが撮りたい動画が撮れる方法が学べる撮影講座があります!「仕事で動画を取り入れたい!」「YouTubeやVlog、趣味で動画を楽しみたい!」など、どんな動画撮影でも、あなただけのカリキュラムで100%要望が叶う講座です。
撮影講座について詳しい情報はこちらをご覧ください。ちょっとでも気になったらお問い合わせしてほしいです!瀧野やスタッフが喜びます。